ポーカーのルール紹介!強さ順を詳しく解説

ポーカーはほかのカジノゲームと比べるとプレイヤーがスマートに見えてカッコいいイメージがありますね!映画「007 カジノロワイヤル」にて、ジェームズボンドvsル・シッフルの対決は息を飲むものでした。

ジェームズボンドのポーカーをやっている姿がむちゃくちゃカッコよかったのを覚えています。

ポーカーはプレイヤー同士の頭脳、いや、知能対決といったところで、ほかのカジノゲームと一線を画しています。

ただの運任せでは無く、自分の経験と相手の心を読む力を求められるのがこのゲームの魅力の1つといっていいでしょう。

目次

ポーカーの歴史

ポーカーは1830年ごろのアメリカで現在の形が生まれたと言われています。ブリッジというカードゲームと並んで欧米で人気のあるカードゲームです。52枚もしくは53枚のカードを使い人数は2から10人ほどでプレイします。

自分の手札を見てベットし,途中でおりたり,ベット額をせり上げたりの駆引きにプレイヤーの真価が問われます。

5枚の組合せで、ハイ・ペアからロイヤル・ストレート・フラッシュまで10種類の役がありその強弱により、1番強い役のプレイヤーが今までの賭金を全て一人占めにする事が出来ます。

1枚ずつ配りベットするオープン・ポーカーと、5枚配りプレイヤーの任意の分だけ山札からチェンジするクローズド・ポーカー、手札を2枚ずつ配り、コミニュティカード5枚を配って役を作るテキサスホールデムが代表的なポーカールールとなっています。

相手がどの様な手なのかを探り合うため、心を読まれまいと無表情な顔つきになります。

〈ポーカー・フェース〉これがこのゲームの性格に由来しており、作られた当時のポーカーはその性格、ブラフ(bluff)という名で呼ばれていた事もあります。

スポーツとして採用されているポーカー

ポーカープレイヤーとは、その名の通り世界中のカジノでお金を賭けてプレイするプレイヤーの事を指しているのですが、アメリカなどでは、人気の職業トップ3にプロポーカープレイヤーが入る程、注目され人気を集めています。

もちろんプロと名がつくのですからスポンサーも付きます。日本では全然馴染みが薄いですから、パチプロもプロポーカープレイヤーも同じくらいの印象かもしれません。

ただ、パチプロでスポンサーがついてる人は知りませんけど(笑)

ちなみに日本でのなりたい職業ランキングですが

  • 1位 ITエンジニア・プログラマー
  • 2位 ゲームクリエイター
  • 3位 Youtuber

という事で、みんなインドアというか根暗というか…..プロポーカープレイヤーと比べると華が無いように思えますね…いや、もちろんそれぞれ立派な職業なのですが(汗

ポーカーの火付け役になったのは2003年、クリス・マネーメーカー(Chris Moneymaker)が世界ポーカー選手権大会にて優勝したことに始まります。

クリスマネーメーカーはテネシー州で税理士をしているただのサラリーマンでした。アマチュアプレイヤーとして趣味でポーカーをしていましたが、オンラインのサテライト(予選)どんどん勝ち上がってゆき、メインイベントの出場権を獲得したのち、そのままの勢いでなんと優勝してしまったのです。優勝賞金は驚きの250万ドル!!

プレイスタイルはブラフを多用した少々強引なものと言われていましたが、決勝戦でのサム・ファーハに対して決めた背水のブラフは「世紀のブラフ」と言われ伝説となりました。

「あんな素人がWSOPで優勝出来るのならば、俺だって!」と多くのアメリカ人を鼓舞し、そこから空前のポーカーブームが始まったのです。

現在もこの勢いは続いており、海を渡り日本においてもアキバギルドなどアミューズメントポーカーをプレー出来る場所が増えたりと、日本人にとっても環境は整備されてきています。

さらに何といっても日本人は世界で戦っても強い事も証明されています。

2015年のワールドシリーズオブポーカー(選手権大会)においてテキサス・ホールデムポーカー「$1000ノーリミットホールデム」において、中井孝浩氏が見事優勝。

2497人のトップに立ち賞金総額39万9039ドル(約4913万円)を手にしたのです。

日本人のWSOPブレスレットホルダーとしては、2012年のオマハ・ホールデム木を制した原直哉プロに続き、2人目です。

テキサス・ホールデムポーカーで日本人で初めて優勝しました。

実はあのミュージシャンのgacktさんもポーカープレイヤーとして活動しており世界大会の決勝に進出し4位という好成績を残したこともあります。日本においてもずいぶんメジャーなスポーツになっていることがわかります。

ポーカーのルール説明

ポーカーにもいろいろな種類がありますが1番メジャーなのが、プレイヤー同士が競い合う「テキサスホールデム(カジノホールデム)」です。

この記事では、テキサスホールデムの役のルールや種類、遊び方などをわかりやすくまとめてました。

席順

席順は、カジノならば空いているところに自由に座れることが多いですが、トーナメントや、身内で遊ぶ場合は、席順を番号札もしくはトランプで決めるとよいでしょう。

別に席順なんて…と思うかもしれませんが、隣に誰が座るかというのは、テキサスホールデムにおいてかなり大事なので、くじびき等で公平に決めるのがよいでしょう。


※引用元:PokerFans

概要

テキサスホールデムは、フロップポーカーの一種です。フロップポーカーでは、テーブルの中心にコミュニティカードと呼ばれる、プレイヤー全員が自分の手札として使う事が出来る共通のカードがあるのが特徴的です。

使用するカードはジョーカーを除く52枚です。

1つのテーブルで遊べる人数は2人~10人となっており、プレイヤーは、ディーラーから最初にそれぞれに配られた2枚のホールカード(伏せられて配られたカード)と、テーブルに置かれた5枚のコミュニティカードの計7枚のカードから最強になるように5枚のカードを選抜しハンドを作ります。

手元にあるホールカードを使わずとも、ボードの5枚でハンドを作っても問題ありません。

 

自分以外誰もわからない2枚のホールカードと全員に公開されている5枚の共通コミュニティカード。

この計7枚を使って最強の組み合わせを作りあい、プレイヤー同士で勝負するのがテキサスホールデムです。

 

ディーラーボタン

テキサスホールデムでは、カードを配る順番含め全てのアクションは時計回りに行る。

席順をくじ引きにて決めたあとは、ディーラーボタンの場所を決めます。

 

ディーラーボタンは、丸くチップよりも少々大きめな円盤状のもので、「DELLAR」と書かれています。
ディーラーボタンはプレイヤーのうちの誰か一人に割り当てられ、割り当てられたプレイヤーはなんでも最後にアクションを起こす事が出来ます。

他のプレイヤーの動きを見てから自分のアクションを決める事が出来るいわば後出しじゃんけんが出来る最もよいポジションを意味しています。カードを配る役の人もディーラーと呼ばれますが、それとは別なので覚えておきましょう。

そのディーラーと区別するために、ディーラーボタンのことは、簡略化して「ボタン(BTN)」と呼ぶことが一般的です。

最初のボタンの位置決めは、ディーラーが各プレイヤーに1枚ずつカードを配り、その中で最も強いランクのカードを配られた人となります。
別の方法として、仮親がよくシャッフルしたカードを左側の人へと順番に1枚ずつ表向きに配っていき、一番最初に「J」のカード配られたプレイヤーがボタンを担うこともあります。

※引用元:PokerFans

ボタンのプレイヤーが決まったら、ゲームスタートとなりカードを配ります。

※身内で遊ぶ場合、カードを配るディーラーは、ボタンの人がディーラーも兼用するといいでしょう。

SB・BB

カードを配り始めるにあたって、ボタンの人に最後に配られるように、ボタンの人の左隣プレイヤーから初めて時計回りにカードを配ります。この最初にカードを配られるボタン左隣プレイヤーはスモールブラインド(SB)と言う役になります。

SBは、ゲーム最初に予め定められたベット額をテーブルに出して置かなければなりません。

つまり強制ベットでSBに当たったプレイヤーの義務となります。

SBの左隣はビッグブラインド(BB)といいます。BBもSBと同様にあらかじめ決められたベットをテーブルに出しておく必要がありますが、その額はSBの2倍を出さなければなりません。

この強制ベットを「ブラインド」といい、SBが$1ならばBBは$2、SBが$5ならば-BBは$10このようにSBとBBの強制ベット額には倍の差があるのが一般的です。

(たまにSB$2-BB$5という事も)プレーするレートテーブルに、$10/$20と表記されている場合、SBは$10を、BBは$20を置く。といった流れです。

ここではSB$1-BB$2のブラインドとして解説していきます。ブラインドの額が変わったとしても、基本帝にルールは同じです。ディーラーはSBから時計回りに1枚ずつを2周行い、一人に計2枚のホールカードを伏せた状態で配ります。

カードを配り終えましたが、まだ各2枚づつしか持っていないので、役は作れません。(役を作る為には最低でも5枚が必要です)

最後に勝つのは「一番強いポーカーハンドを最後に持っている」プレイヤーです。役が出来るまでの間、役に自信があるもしくはブラフ等でプレイヤー同士は賭け金を釣り上げていきます。

最終的に勝ったプレイヤーがそれまでの賭け金全てを総取りすることができます。

ただし、コミュニティカードの5枚、ホールカード2枚の計7枚で強いハンドが作れなかった場合は、2つのアクションを選択します。

  • 1.勝負を降りる(フォールド)
  • 2.勝負を続ける

コミニュティカードは3枚、1枚、1枚の計5枚といった順番で配られるのですが、全てのカードを見た上で「勝てない」と思うなら、賭け金が釣り上げられる前に勝負を降りることによって損失を最小限にできます。

ゲームを降りた場合、1ゲーム時の上乗せ(レイズ)した金額を含む全ての賭け金が失われます。

また、ポーカーの醍醐味の一つでもありますが、弱いハンドでも強気で勝負を続ける事によって、勝負相手に「敵は強いハンドかもしれない」と、揺さぶりをかけ、ゲームから降ろさせるという手段も可能です。

それが成功すれば弱いハンドでも最後に残ったプレイヤーが全ての賭け金を総取りすることができるのです。このようにポーカーは、心理戦要素が非常に高いゲームです。

ハンドの強さ弱さは勿論ですが、弱いカードでも戦略次第でゲームに勝つことができます。これは経験や自分の心理状態を顔に表さ無いようにする(ポーカーフェイス)事も重要になります。

第一ベッティングラウンド「プリフロップ」

最初にディーラーによって配られた2枚のみでチップを賭けるか否かを決めることに最初は違和感を覚えるかもしれません。まずはその2枚で、勝負するか、降りるか判断する必要があります。

もしオープンカードによって役が出来ても弱そうなカードであれば降りてもいいでしょうし、大きな手に化けそうならベットする。といった具合です。この2枚だけのラウンドを、「プリフロップ」といいます。


※引用元:PokerFans

最初のアクションを求められるのは、ビックブラインドの左隣の人です。このビックブラインドの左隣をUTG(アンダーザ・ガン)と呼び、最も悪いポジションとされています。

なぜなら、他の全プレイヤーは自分の動き次第で自らのアクションを判断する。いわば後出しじゃんけんをされる立場になるからです。

ゲーム中にプレイヤーのできるアクションは、以下のいずれかになります。

フォールド(ダウン):カードをディーラーに返しゲームから降ります。賭け金は帰ってきません。そのゲームの勝者のものとなります。

チェック:1ドルも賭けず次のプレイヤーにパスをします。ただし自分の前にアクションを起こしたプレイヤーがベットしている場合チェックは使えません。

  • コール:自分の前のプレイヤーにベッティングアクションがあった場合、そのプレイヤーと同額を出すこと。
  • ベット:チップを賭けることをいいます。それまでに誰も掛けていない場合にのみベットといいます。
  • レイズ:誰かのベットに対して更に上乗せしてベットすることをレイズと呼びます。※レイズする際の注意点として最低でもレイズする額は対象金額の2倍以上でなければなりません。もし2ドルベットした人に対してレイズするのであればレイズ額は合計で4ドル以上にする必要があります。
  • リレイズ:誰かのレイズに対して、さらに上乗せレイズすること。※このリレイズに関しても最低のリレイズ額が設けられています。
  • リレイズの場合はレイズされた額の倍以上(例えば1ドルに対して3ドルレイズされたのであれば2ドルの上乗せレイズとなります。リレイズはその上乗せされた2ドルの倍以上(4ドル)が最低リレイズですので、7ドル以上でなければならないのです)をさらに上乗せしなくてはなりません。
  • リリレイズ:レイズに対してさらに上乗せすること。※リレイズもリリレイズも何回目のレイズなのかをわかりやすくするために言い方を変えてあるだけなので、行為としては全て同じ内容のレイズです。何回目であろうと上乗せは上乗せです。プレイヤーは何回目であろと発声する際は「レイズ」のみで大丈夫です。
  • プリフロップの時のアクションは、上記に記載した通り、SB1ドル-BB2ドルがすでに強制ベットでポットにある為、UTGは、フォールド、コールして2のドルベットもしくは、レイズしての上乗せのいずれかになります。すでに2ドル賭けられている状態ですから、チェックしてのパスはできません。チェックはそれまでに誰も賭けていない場合にのみすることができです。

このように、プリフロップでは、ブラインドに対して、フォールド・コール・レイズのいずれかの選択となります 。

トーナメントや大会では最初に参加費をホストに支払いますが、通常のプレイではそれはありません。そこで強制ベット(ブラインド)を取り入れることで、ずっとフォールドし続けることによりずっとゲームに参加し続けるといったプレイを阻止する事ができるのです。

このように強制的にベットした状態を作りだしているのが、強制ベット(ブラインド)となります。

アクションの順番はUTGから時計まわりに進行し、最後にボタンのアクションで終了となります。これで全員がフォールド、もしくはチップを賭けている状態ですが、SBとBBのプレイヤーは強制的に賭けさせられている状態でのスタートなので、フォールドやレイズするタイミングがありませんでした。

そのため最初のプリフロップの段階のみ、SB、BBにはボタンの後にアクションのする事が許されています。これを「オプション」と言います。

ディーラーボタンまで全員がBBと同額の2ドルを出してコールしている状態であれば、SBはすでに強制的に賭けさせられていた1ドルに追加して、1ドル追加のコールか、レイズして上乗せするかの選択をする事が出来ます。無論フォールドでもかまいません。

SBがコールでアクションを流してきたならばBBはすでに2ドル出していますから、そのままの2ドルでプリフロのアクションを終える(チェック)か、上乗せのレイズかの選択肢が与えられます。

もしここでSBやBBがレイズし賭け金を4ドルまで上げた場合、アクションとしては、参加者のベット額が同じ額で揃うまで次には進みません。

すでに2ドルを出してコールしているUTGから時計回りに4ドルにコールするか、フォールドするか、レイズするかのアクションを選ぶこととなります。

UTGから6人がフォールド(ゲームから降りる)して、ボタンとSBが4ドルにコールしたとします。これで参加者全員(残り4人)は4ドルのベット額で揃ったので、プリフロップのアクションは終了となります。

ディーラー(カードを配る人間)はテーブルに出されたチップを一箇所に集め(ポット)次のアクションへと移ります。

現在3人全員(ボタンとSBとBBとUTG)が4ドルを賭けました。フォールドした6人はそれぞれ2ドルをベットしていたのでポットには合計で、28ドルあることになります。

一度ポットにいれたチップは、最後に強いハンドを持っていたプレイヤーのものとなるため、ゲームに勝たなければ戻ってはきません。フォールドとはそれまでに賭けていたベットを捨てると言うことなのです。

第二ベッティングラウンド「フロップ」

プリフロップの後は、第二ラウンドとしてベッティングラウンド「フロップ」が始まります。ディーラーはオープンカードを置く前に、カードの山の一番上の1枚を捨てます(バーンカード)。

もしなんらかの理由で誰かがカードの山の1番上のカードがなにかを知ってしまうと公平ではないからです。もしわかっていればプリフロップでフォールドしない可能性、レイズする可能性があるためです。

1枚捨てたのち、次のカードから3枚を連続してボードにオープンします。この3枚をオープンにした状態を「フロップ」と呼びます。


※引用元:PokerFans

これによりプレイヤーには手元のホールカード2枚プラス、フロップによるコミュニティカード3枚の計5枚のカードが出来上がり、ポーカーの原則である5枚でハンドを作るという条件を満たしたことになります。

そしてまた、SBから時計回りのアクションが開始します。

SB→BB→UTG→BTNとアクションを行います。内容はプリフロップの時と同じように、プレイヤー全ての賭け金が同額になるまで、コールやレイズが続きます。

フロップ以降のアクションは基本的に固定されています。

以下がそのアクションの一覧です。

  • 全員がベットせずチェックで終わるチェック・アラウンド(checked around)→1周で終わり全員が次のラウンドへ進出。
  • 誰かがベットもしくはそれに対してのレイズがあり、それに対し誰かがコールもしくはフォールド→同額までベットしたプレイヤーのみ次のラウンドに進出。
  • 誰かがベットもしくはそれに対してのレイズがあり、他のプレイヤーが全員フォールド→ベットした人だけが残り勝利

それまで2枚だけで判断しなければならなかったものが、5枚に増えたことにより、プレイヤーは自分のハンドを見て、降りるべきか、攻めるべきか、傍観すべきかの見極め精度が高まることになりました。

テキサスホールデムは最後のラウンドまでいったとしても全部で7枚(あと2枚)ですから、5枚決まった段階でほぼ、自分のハンドは決まったようなものです。

無謀なハンドを高望みするよりは現段階で決まっているハンドで勝負できるか否かを冷静に見極めるのは重要です。

ですから、この時点でベットやレイズができる人というのは、すでに強いハンドが出来ているか、ドロー(次のラウンド以降でハンドが完成する、もしくは強くなる可能性が高い)の人です。強くなる可能性がなければフォールドすべきでしょう。

このタイミングで誰かがベットし、他のプレイヤー全員がフォールドしたのならば、ベットした人の勝利となりこのゲームは終了でとなります。

自分以外の全員をフォールドさせることで勝利するのも1つの戦法と言えます。この戦法を用いるにあたって自分のハンドが実際に他のプレイヤーより強いか弱いかは特に問題ではありません。

たとえ最弱だとしても、カードが配られた時の他のプレイヤーの表情・仕草・ベットの仕方等で他のプレイヤーの手を読み、さも自分に強いハンドが入っているように振る舞えば(ベットやレイズを行う)周りのプレイヤーは臆してフォールドするかもしれません。

全員降ろせば勝ちです。これがブラフ(嘘)で勝つ戦法です。

もし、全員がチェック(ノーベット)もしくは、誰かのベット(またはレイズ)に対してコールが入って、プレイヤーが2名以上残っているのなら、同額まで出した人だけのラウンドが始まります。

フォールドした人は負けが確定し傍観者として次のラウンドには参加出来ません。フォールドした人たちのベットを含めた全てのチップはポットに入ります。

第三・第四ベッティングラウンド「ターン」「リバー」

次にボードに4枚目が開くラウンドを「ターン」(またはフォース・ストリート)」と呼びます。


※引用元:PokerFans

4枚目のオープンカードのターンが開示されたのち今までと同様のアクションを各プレイヤーが行います。ターンのベットグラウンドが終了したのち
ディーラーは最後の1枚となる共通カード(リバーもしくはフィフス・ストリートと呼ぶ)を開きます。


※引用元:PokerFans

リバー以降、新しいカードが追加されることはありません。ホールカードを含む全7枚でハンドを作らなければなりません。

リバーにおいて残ったプレイヤー全員がチェックで終わるか、誰かのベットもしくはレイズに対してのコールにより同額ベットが提示された時点で「ショーダウン」となります。

ショーダウンとは、全てのベットが終了したのちプレイヤーがホールカードの2枚を開示し、自分と相手プレイヤーとハンドの強さを比較することです。


※引用元:PokerFans

これにより勝敗が決定します。最も強いハンドを持った人1人が勝者となります。テキサスホールデムは、ポットの賞金は勝者1人のもの、つまりウィナーテイクオール方式となっています。

ハンドを公開する順番に関しては、1番直近で積極的にベッティングアクションを行った人(アグレッサー)から時計まわりの公開となります。

例外を含めて以下がその順番となります。

  • リバー(5枚目の開示)において最後にレイズアクションをした人(他の人はコール)
  • リバーにて最初にベットした人(他の人はコールでレイズ無し)
  • ベットアクションが皆無で一周チェックで終わった場合はSBから時計まわりに開示します。

理由としては、1番勢いがあり、1番周りのベット額を跳ね上げてきたのであれば、まずはあなたのハンドから見せてください。といった具合です。

※引用元:PokerFans

1つのゲームが終了すると、ボタンが先ほどボタンだった人の左隣の人に移動します。このように、1ゲームごとにポジションが変わることで、1番不利なポジションや1番有利なポジョンがだれか1人に固定されるのを防ぐ意味があります。

※正確にはボタンを移動させるのではなく、BBが移動するという表現が近いと言えます。

BBは前のゲームで強制的にブラインドを支払わされていますから、2回連続BBに確実にならなくて良いように、BBが順時計回りに移動します。

もちろんデーブル場でのプレイヤーの増減という変動もありますが、ディー ラーボタンが2連続で続くとうことがあっても、BBの2連続は絶対にありえないように出来ています。

ただ、ディーラーボタンは目印として目に見えて、わかりやすいシンボルな為ボタンが移動する、という言い方をしています。

例外

引き分け・チョップ(Chop)

ショーダウンた際に、残ったプレイヤーのハンドの強さがまったく同じだった場合をチョップ(引き分け)と呼びます。
その場合ポットにたまった賞金は、引き分けた人同士での山分けとなります。

もし割り切れない端数が出た場合は、ポジションが悪かったプレイヤー(SBに最も近い人)に多めに支払われます。

オールイン

残ったチップ全てを賭けることを指します。先にも記載した通り次のラウンドに進むためには、全てのプレイヤーと同額をポッドに出す必要があります。

ですがもし、レイズが繰り返され手元のチップがコール分には届かない場合、「オールイン」と宣言すれば、手元の全チップを賭けることでコール額に満たなくても、そのままゲームに参加し続けることが出来ます。

ただし、自分が勝った場合得る事の出来る賞金は、自分がオールインしたまでのポット額までとなります。

例えば、プリフロップにて5名が全員2ドル賭けてチェックしてフロップに進んだとします(ポット内10ドル)。

フロップでAが10ドルオールインします。2名がフォールド(降り)し、残りDとEはチップに余裕がある為コールしたとします。(ポット内40ドル)
アクティブが2名以上いますから、ゲームは続き次のターンに進みます。

以降は、オールインしたA以外のDとEによるベッティングアクションが行われます。

ターン、リバーでDとEが競い合って賭けたチップはメインポット(Aがオールインしたポット)の横に作られるサイドポットに貯められます。

最終的にサイドポットが100ドルになり、ショーダウンした場合、各プレイヤーが得られるチップは以下のようになります。

  • ・オールインしたAが最も強いハンドだった場合
  • ⇒メインポットの40ドルのみがAの物となり、サイドポットの100ドルはDとEのどちらか強い方の物となる。
  • ・DもしくはEが勝った場合
  • ⇒メインとサイドを含むポットチップの全て(140ドル)を総取りとなります。

役とその強さ・出現率

まずは単体でのカードの強さからご説明させていただきます。

強い順でA.K.Q.J.10.9.8.7.6.5.4.3.2の順となっており同じ数字の場合はスート(絵柄)によって強さを競います。スートは強い順で
スペード、ハート、ダイヤ、クラブの順となっています。

成立する確率については、ジョーカーを除く52枚で1組のトランプを利用しての計算になっているので、その中からランダムに5枚のカードを引いた場合の確率を算出しています。(組み合わせは合計2,598,960通り)

ハンドは1番弱いものから順に紹介します。

ハイカード

どの役にも該当しない役です。

日本では俗に「ブタ」と呼ばれています。お互いがハイカードの場合、競うカードはホールカードの2枚の中の強いカードで競います。
例えばホールカードが「3、K」の場合はKがもっとも強いため、Kのハイカードです。

もしも、相手も同じく「K」を持っている場合、もう一枚のホールカードで勝負します。相手のホールカードが「K.10」であるならば相手の勝利となります。

確率は1,302,540/2,598,960で、約50.117739%なので2回に1回近くはハイカードになることになります。

ワンペア

ワンペアとは「3.3.5.8.1」「K.K.J.2.6」など、同じ数値のカードが2枚揃う役を指します。ショーダウンにてワンペア同士だった場合はカードの優劣によって勝敗を決めます。

つまり3のワンペアよりもKのワンペアのほうが強いハンドになります。ですがテキサスホールデムでは、コミュニティカード内でのペアもある為、同じペアでの勝負が多々あります。

その場合もホールカードでの優劣により勝負を決めます。

ワンペアが成立する確率は1,098,240/2,598,960で、約42.256903%です。

ツーペア

ツーペアは「A.A.K.K.6」「4.4.8.8.3」など、同じ数値のカード2枚が2組揃うと成立します。ツーペア同士の優劣も、ワンペア同様に、ペアになったカードのランクによって決めます。

上のランクが同じランクだった場合、2組目のペアのランクで勝負し、それも同じだった場合は、残り1枚のキッカーで勝負を決めます。

2ペアが成立する確率は123,552/2,598,960で、約4.753902%です。

スリーオブアカインド(スリーカード)

スリーオブアカインドは「A.A.A.Q.6」「8.8.8.9.4」の様に、同じ数値のカードが3枚揃うと成立する役です。スリーカード同士の優劣のつけ方も今までと同様に、そのままカードのランクで決めます。

5のスリーカードとKのスリーカードでは、Kのほうが上です。チョップ(引き分け)だった場合、ワンペア・ツーペアの時と同じ様に、ホールカードの2枚(キッカー)のランクによって勝負します。

ボードの2枚とホールカードの1枚を使ってのスリーオブアカインドはトリップス、ボード1枚と、ホールカードの2枚(ポケットペア)を使って作った物はセットと呼びます。

お互い同じスリーオブアカインドですが、セットのほうが役ができている事を他のプレイヤーに悟られにくい為、コールやレイズをしても周りがフォールドしにくい(利益を上げやすいハンド)となります。

この役が成立する確率は54,912/2,598,960で、約2.115845%です。

ストレート

ストレートは「A.2.3.4.5.6.7.8.9.10.J.Q.K.A」の並びの中から5枚連続するカードを組み合わせられれば成立します。ストレートにおける優劣のつけ方は、ストレートの役の最後に位置するカードのランクによって決めます。

例えば「A.2.3.4.5」は5ハイストレートと呼び、「5.6.7.8.9」は9ハイストレートとなります。

もしホールカードにAを持っていたとしても上の場合9のハイストレートの方が強い手となります。

上記で「A.2.3.4.5.6.7.8.9.10.J.Q.K.A」の並びで…と書きましたが、この数列の後に「2.3.4.5….」とは続きません。「10.J.Q.K.A」がもっとも強いAハイストレートであり「Q.K.A.2.3」等は無効です。

ストレートが成立するのは、ここから上位役であるストレートフラッシュ、ロイヤルフラッシュに該当する40通りを引いた10,200通りある為、確率は10,200/2,598,960で、約0.392465%と、なります。

フラッシュ

フラッシュは、同じスート(絵柄)のカードを5枚揃える事によって作る役です。同じフラッシュ同士の優劣のつけ方も、カードのランクにより決定します。

例えば「A.5.9.K.Q」のフラッシュだと、Aが入っているのでAハイフラッシュ(ナッツフラッシュとも言う)となり、フラッシュの中で、1番強くなります。

仮にそのフラッシュの中で1番強いハイカードがコミニュティカードだった場合プレイヤーのホールカードのランクにより勝敗を決めます。

同一のスート13枚の中から5枚が揃う組み合わせは、1,287通りある為、4スートすべてでは4倍の5,148通りあります。

ここから上位役のストレートフラッシュやロイヤルフラッシュに該当する組み合わせ40通りを引くと、5,108通りになり、成立する確率は5,108/2,598,960で、約0.196540%です。

どんどん確率が下がってきましたね(笑)

フルハウス

フルハウスは「4.4.4.K.K」「A.A.A.9.9」など、同じ数値のカードが3枚と、別の同じ数値の2枚が揃う事で成立する役です。フルハウス同士の優劣のつけ方は、まず3枚揃っているカードのランクで比べ、それでも同じ場合はペアカードのランクを比べて決めます。

たとえフルハウスであったとしてもコミュニティカード内で2ペアなどが出来ている場合は他のプレイヤー内でハイカードのフルハウスや4カード(クワッズ)が出来ている可能性があるので注意しましょう。

出現確率は3,744/2,598,960で、約0.144058%となります。

フォーオブアカインド(クワッズまたは4カード)

フォーオブアカインドは「J.J.J.J.4」や「4.4.4.4.8」など、同じ数値のカードが4枚揃う事で成立する役です。ごく稀にフォーオブアカインド同士の戦いを見かけますが、テキサスホールデムにおいて同じ数値で争うことはありません。

ですから優劣はその数値のランクにより決まります。
ですが、ごくごくまれにコミュニティカード内にて「9.9.K.9.9」の様にフォーオブアカインドが発生した場合、例えKを持っていて9とKのフルハウスができたとしても9のフォーオブアカインドの方が強い為意味がありません。

よって勝負はキッカーによって決まる事となり、最強のAを持っているプレイヤーのがナッツとなります。フォーオブアカインドが成立する確率は一気に低くなり624/2,598,960で、約0.024010%に、なります。

ストレートフラッシュ

ストレートフラッシュは、同じスート(絵柄)で、かつ「A.2.3.4.5.6.7.8.9.10.J.Q.K」の中から5枚が連続する事で成立する役となります。

例えば5枚ともダイアの「2.3.4.5.6」5枚ともスペードの「8.9.10.J.Q」などがそれに当たります。優劣のつけ方はストレートの時と同様です。

ほぼ競い合うことはありませんが、もし被った場合はホールカードのによって決めます。各スートで9通りの計36通りしか成立しない為、確率は36/2,598,960で、約0.001385%しかありません。

ロイヤルストレートフラッシュ(ロイヤルフラッシュ)

同一スーツかつAハイストレートのハンドです。このハンドが最強のストレートフラッシュです。ロイヤルストレートフラッシュとは呼んでいますが、正確にはストレートフラッシュとロイヤルストレートフラッシュに差はありません。

どちらもクワッズよりも強いですし、これより上位役は存在しません。ストレートフラッシュの中でも一番強いのがAハイストレートフラッシュなだけです。

ただ、たしかに強いものの発するオーラも強すぎる為、他のプレイヤーが次々とフォールドしてしまいあまり稼ぐことができません。例えばコミュニティーカードが「J.K.8.Q.8」で、自分のホールが「10.A」だったとします。

他のプレイヤーが気にするのはフラッシュか8.8絡みのフルハウスでしょう。それよりも弱い手のプレイヤーは皆フォールドするのが定石です。
ですがホールカードが「8.8」や「K.K」を持っているプレイヤーがいれば最後まで勝負に持ち込んでくれる可能性があります。

そうすれば相手のチップ全てを手にすることができるでしょう。

組み合わせはスペード、ダイア、ハート、クローバーで各1通りの計4通りのみですから発生確率は4/2,598,960で、たったの約0.000154%となります。奇跡に近い確率ですね……

強さ順早見表

まとめ

ポーカーは非常に奥が深く、人と人とのブラフや駆け引きなど経験や人を見る目も重要になってきます。
それと同時にポーカーは不完全情報ゲームといわれています。

将棋等は全ての情報が開示されていますが、ホールカード等目に見えない運の要素も大きく関係します。運やスキルの絶妙なバランスの上で成り立ち、それを乗りこなせるごく一部の人たちがプロポーカープレイヤーとして活躍する事が出来るのです。

逆に言えば今までの情報をすべて頭に詰め込み応用や駆け引き等の経験さえ積めば、多くのプレイヤーをカモにする事が出来るでしょう。

ただし、ポーカーは強いプレイヤーと対戦すればするほど上達し、自分より下手なプレイヤーと対戦するほど腕が落ちていくといわれています。

そのあたりのバランスを加味してポーカーの世界に飛び込んでみるのはいかがでしょうか。

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