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元の記事(英語):The Secret Betting Strategy That Beats Online Bookmakers(MIT Technology Reviw)

日本語版(MITテクノロジーレビュー)もあるサイトなので、そのうち訳されると思うのですが、ブックメーカーに関連することで、さらに、本当だったらすごいけど、そのロジックを公表しないなら、なんとでも書けるよねという記事です。

ちなみに、東大(東京の大学)の方が、日本で検証していたとしたら、合法国の人でもまずいんじゃないかとかは、置いておいて、儲けると規制を受けるという、今回のロジックには関係ないですが、ブックメーカーを長くやっている方であれば、一度は経験するであろう、ブックメーカー側の理不尽(でも、ルールは、ブックメーカー側が有利になるようにどのサイトにも書いてあるので、ある程度は仕方ない。)に関しても言及されているのが面白い。

この手の話は、ブックメーカーを昔から取り上げているブクメとしても、言葉が難しくてよくわからないので、一度全文訳してみて読んでみました。まだ、なんだか、はっきりしないなという内容も多いのですけどね。

The Secret Betting Strategy That Beats Online Bookmakers(秘密の戦略でオンラインブックメーカーを打ち負かす!)

という鮮烈なタイトルからスタートし、

基本的なギャンブルに関しての、よく言われる控除率やルーレットなどの例を挙げての確率が説明されています。

Today we get an answer thanks to the work of Lisandro Kaunitz at the University of Tokyo and a few pals, who have found a way to consistently make money from the online betting market for soccer.

But their work comes with a serious caveat. Kaunitz and co say that as soon as the bookies became aware of this success, they prevented the researchers from betting further.

今回、私たちは東京大学のリサンドロカウニッツの研究と、サッカーのオンラインベットマーケットから常にお金を稼ぎ続ける方法を見つけた数人の仲間たちのおかげで答えを見つけ出しました。

しかし、彼らの研究には深刻な危険が伴います。 Kaunitzと共同研究者たちは、この成功をブックメーカー側が認識した直後に、研究者がさらに賭けをするのを妨げたと言います。

結論としては、見つけ出したそうです。そして、儲けすぎて、ブックメーカー側からの様々な規制を受けたとあります。

では、実際どのような方法なのでしょうか。

But despite this sophisticated approach, there is a weakness in the way bookmakers work. It has to do with the way they hedge their bets to protect against the possibility of large payouts.

しかし、この洗練されたアプローチにもかかわらず、ブックメーカーの仕事には弱点があります。それは、大きな報酬の可能性から守るために彼らが賭けをヘッジする方法と関係しています。

ヘッジとは、相場の変動するものに対しての取引で損失に備えて行う反対側の取引のようなものですね。

ブックメーカーの場合は、基本的には、勝敗のみの2パターンや勝敗と引き分けの3パターンに賭けるのが基本的な賭けの仕組みになりますが、もちろん胴元側としては、一方に賭けが集中して的中したり、オッズが大きい(いわゆる波乱)が起こった時には、利益ではなく、損失に大きく傾くことがあります。そのため、一方に賭けが集まった場合には、その反対側を魅力的な数字にして、そちらにも賭けが集まるようにします。

このプロセスに鍵があるということらしいです。

Kaunitz and co say this process also creates an opportunity for anybody able to spot it. The trick that the researchers have perfected is to devise a method that consistently spots odds favoring the punter rather than the bookie.

Kaunitzと共同研究者は、このプロセスが、それを見つけ出すチャンスをすべての人に作り出すと言います。研究者が完成させたトリックは、ブックメーカー側よりもむしろ賭ける側に有利な方法を考案することです。

そこから、ブックメーカー側がオッズを設定するシステムの正確さなどを逆手に取るような形で、そこから、「おかしな数値」を見つけ出し、そこを狙って賭けていくということらしいのですが、若干私は、この辺で??となっています。

And that’s exactly what Kaunitz and co have done. They built a Web crawler that gathered the odds offered by online betting companies on soccer games around the world. They calculated the average odds, found any outliers, and then worked out whether a bet would favor them or not.

それを、まさにKaunitzと共同研究者が実現させました。彼らは世界中のサッカーの試合でオンライン賭博会社が提供するオッズを収集するWebクローラーを構築しました。彼らは平均的なオッズを計算し、異常な数値を見つけて、ベットがそれらを好むかどうかを研究しました。

で、運に左右されていないかどうかをランダムベットで試したり、ペーパー・トレードを用いるなど、検証作業を行う中で、実際のお金を賭けるに値するとことで、運用して、実際に利益を上げ続けたと文章ではつづられています。

So they repeated their approach over five months, using the same procedure, except that a human operator would actually place a $50 bet online after checking the odds. During that period, their bets paid off 47.2 percent of the time, and they made a profit of $957.50 over 265 bets. That’s an impressive return of 8.5 percent.

そこで彼らは、同じ手順を使用して、5カ月間それらアプローチを繰り返しました。ただし、人間のオペレーターが実際にオッズをチェックした後、オンラインで50ドルの賭けをするという点が異なります。その期間中、彼らのベット回数の47.2%の収入を得て、265のベットにより957.50ドルの利益を上げました。それは8.5%の印象的な戻り値です。

そして、その成功によって、ブックメーカー側から不正の疑いをかけられて、制限や規制などがされるケースが増えてしまったとあります。

ここから、ブックメーカー側への批判が入りつつ、文章の最後に、

Whether this will work is not clear. But their results are interesting nonetheless.

これがうまくいくかどうかは不明です。そうであったとしても、彼らの結果は興味深いものです。

ということで、この文章が本当であれば、ギャンブルを扱うブックメーカー側のヘッジを逆手にとってそのデータから異常な数字を発見できれば、そこに狙いをつけて賭けていくことで、利益を確保できるような仕組みができるということです。

私は、こういう研究者レベルの数字の話になると、正直ついていけないところがあるのですが、こういう分野に詳しいという方は、これをヒントに突き詰めつつ、さらに、バランスよく負けて(w)、ブックメーカー側にも怪しく見られないような仕組みを作り上げてみてはいかがでしょうか?

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