証券会社のバーンスタインが2021年6月24日に発表したレポートで、ゲンティンが43億米ドル(日本円で約4,770億円)を投入したリゾートワールド・ラスベガスのオープンの存在は、ラスベガス・ストリップを活性化して、今までにない統合型リゾート開発ブームを引き起こす可能性があると述べています。
2021年6月24日に開業になるリゾートワールド・ラスベガスは、10年ぶりにストリップに新規オープンとなる完全なカジノリゾートです。
どのようなニュースなのか、様々な観点からご紹介していきます。
リゾートワールド・ラスベガスが「更なる活気に満ちたラスベガス」を引き起こす!
証券会社であるバーンスタインが発表したレポートの中で、ゲンティンが43億米ドル(日本円で約4,770億円)を投入しオープンとなるリゾートワールド・ラスベガスは、ラスベガス・ストリップを活性化して新しい統合型リゾート開発ブームを生み出す可能性を秘めていると述べました。
2021年6月24日に開業となったリゾートワールド・ラスベガスは、10年ぶりにストリップに新規オープンとなる完全なカジノリゾートです。
2013年にゲンティンがボイド・ゲーミング氏よる3億5,000万米ドル(日本円で約389億円)で初めて土地を購入した後7年後のこととなります。
当初計画されていた内容は、アジアをテーマとしたリゾートでした。
それに代わり、ヒルトンブランドの3つのホテルにてエンターテインメント、飲食店、ブティック小売店、豪華な客室提供となる最高級であるモダンなホテルへと生まれ変わりました。
証券会社バーンスタインは「この街は以前のように再び活気づく!」
証券会社バーンスタインのアナリストのヴィタリー・ウマンスキー氏、ルイス・リー氏、ケルシー・ヂゥー氏の3名は、この変革は、新型コロナウイルスが大流行している最中のラスベガスにて今まさに必要であるものと語っています。
そして、以下のように述べました。
「ラスベガスを一時的にゴーストタウンにしてしまった新型コロナウイルスの感染拡大の後、レジャーやゲーミング客が舞い戻ってきて、大勢のコンベンション参加者がすぐにその後を追うだろうという期待と共に、この街は以前のように再び活気づくことが予想できます。すでに始まったゲンティンの43億米ドルの大きな賭けは、この強である需要の回復の中にあります。資産の位置付けやその管理チーム、および提供するサービスの品質は、老舗の様々なカジノ施設に新しい競争をもたらします。その結果、より良く、より活気に満ちたラスベガスとなることが予想されます。」
証券会社バーンスタインは、リゾートワールド・ラスベガスに隣接しているウィンとベネチアンにも利益をもたらす可能性が考えられるストリップの北端への往来を増やしつつ、ウィン、ベネチアン、ベラージオ、アリア、コスモポリタンなどストリップに位置するハイエンド施設に対して競争機会を提供すべきということも述べています。
しかし、リゾートワールド・ラスベガスが成功した場合、部分的感性となっているフォンテンブローの建設に加えて、その周辺の未開発用地の再開に向けて刺激を与える可能性があるといえます。
証券会社バーンスタインのアナリストは、それらに完全に弾みがつくことでリゾートワールド・ラスベガスが「3億米ドル(日本円で約332億円の高額)まで、少なくても2億5千万米ドル(日本円で約277億円)のEBITDAを作ることができるはずと見積もっています。
それに伴い、以下のように述べています。
「リゾートワールド・ラスベガスは、ラスベガスへの積極的拡大です。そのため、エンターテインメントと飲食に焦点を当て需要を増加させるはずです。当初、2016年にリゾートワールドをオープンして、アジアや中国をテーマにしたリゾートということで開発をする予定でした。しかし、ラスベガスの顧客の変革などの様々なイベントなどにより、同社をモダンで高級な位置付けとし、エンターテインメントおよび食品や飲料をメインとする施設へと再考察がされました。1990年代に流行となったテーマ型施設の戦術は、もはやラスベガスでは不要です。必要となるのは、品質、革新性、サービスです。同社は、ここでそれを提供する予定です。」
ラスベガスの活気は再び戻りつつある
新型コロナウイルスを理由に、2020年はラスベガスのカジノホテルの強制な一斉閉鎖がありました。
閉鎖期間中のラスベガスは「暗黒のベガス」であり、非常に寂しい雰囲気の日々でした。
2020年後半から回復の兆しが見え始め、現在は見違えるほどの人出があります。
まだまだ新型コロナウイルス蔓延前の活気が戻ってきたとはいえませんが、徐々に活気が戻ってきたことが非常に良い兆候です。
これからもっとワクチン接種が普及していくことで、ラスベガスには以前のようなカジノユーザーの活気が戻ってくること間違いないといえるでしょう。
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